台湾での生活と染色のしごと


 台南の友人の陶芸スタジオ:青青土氣で作品を展示


2017年の3月に、大学院への進学のため台南に移り住んだ。


なんで台湾に来たの?と100回くらい聞かれたが、当時は今より知名度も人気も高くなかった台湾に決めた理由はほぼ直感かもしれない。それでもまぁなんとかなるだろうと思った理由は、物価も(2017年当時)日本より安いし、中国語も覚えたら何か仕事はあるだろう..というところだった。


それから、1980年の台湾民主化後に生まれた台湾の若い人たちが「これからこの国を自分達で良くしていくぞ」という感じをナチュラルに出してるのもすごく良いなと思っていた。これからこの国がどう変わって行くのか、ここに住んで見てみたいなと思ったのだった。


大学院は台湾で進学しよう、と決めて色々調べていると、染織のしごとができそうな環境があるのはどうやら国立台南芸術大学しかないようだった。


大学院の申請は、書類提出とポートフォリオの提出(面接はないが、台南芸大に事前に見学に行った際に教授にアポを取り話をした)で、2017年の5月に入学が決まった。


工芸を学ぶのなら日本の方が良いのでは?と、進学を決めた当時は周りから言われた。

確かに台湾に住んではじめの頃は、「この道具・材料は日本なら専門店ですぐに手に入るのに..」とか「蒸し器や布を洗う大きな風呂など、染色をするための設備がない..」など、制作を本格的に始める前につまづくことや、環境の違いに慣れず大失敗をするなど、フラストレーションがたまることも多々あり、はじめの一年半は苦労の連続であった。


しかし、案外大抵の道具は自分で工夫して作ることができること、思いもかけず新しい方法を知ることができたこと、客観的に外から日本の染色文化を省みることができたことなど、日本にいたら気がつかなかったことは多い。


それに何より、台湾で出会った人達が今の自分や作品の形成に大きな影響を与えている。

ユーモアがあり、フットワークが軽く既存の概念にとらわれずどんどん新しいことに挑戦する台湾の友人達にいつも刺激をもらっている。


私は現在、卒業のために論文を執筆中である。このブログでは論文ための思考を整理し、アーカイブしていくために記事を綴っていこうと思っている。








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© aya yamanaka